白 Be 2010 年 07 月

 BeOS 及びパソコン関連の日記です。といっても毎日書いているわけではありませんが(^^;)。タイトルは「はくび(白眉)」と読んで下さい。BeOS が最も優れた OS になってくれたらいいなぁ、などと期待しながら……。
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2010/07/24 EFI 普及の兆し!?

 BIOS に替わる新たなハードウェア抽象化レイヤー EFI (Extensible Firmware Interface) / UEFI。サイズに制限のある BIOS にとって、現在の PC の制御は荷が重くなっている。しかし、2008 年 4 月に最初の EFI 対応マザボ(確か)MSI P35 Neo3-EFINITY が登場して以降、他のメーカーもちょろっとリリースした程度で、一向に普及がすすまなかった。

 そんな EFI がここにきてようやく、普及するかも!? MSI が、Intel の新 CPU「Sandy Bridge」に合わせて マザボの EFI 化を本格的に推し進めるらしい。

 ユーザーにとっての EFI のメリットをわかりやすくまとめているサイトを見つけることができなかったが、推測を含めて書くと、

 PC の根幹を覆す変更なので、移行時にはトラブルも予想されるけど、BIOS はやっぱり限界が来ているようなので、移行が進んで欲しいところ。


2010/07/22 unzip の文字コード?

 Trac にて、unzip を 6.1 にするか 5.2 にするか、意見募集中の模様。

 分かる人、よろしく! (主に momoziro さんかな? 他にも分かる人がいれば)


2010/07/20 Text Bank アシスタント

 Text Bank のアシスタントが起動しないという報告が。でも、Text Bank は GCC2 コンパイルだから、GCC4 だと動かないと思う。

 それとは別に、うちの環境でも、「アシスタントを起動しますか?」みたいなダイアログが出てきてて、ちょっと調べてみた。うちは、Text Bank をスタートアップに入れているんだけど、スタートアップだとダイアログが出てきて、普通に起動するとダイアログは出てこない。

 順番的に、スタートアップの Text Bank 起動→(input server アドオンの)アシスタント起動になってるっぽい。スタートアップって、サーバーより先に起動しちゃうのかしら……。


2010/07/19 D collectcatkeys の謎 / 続 

 おぉ、ありがとうございます。そうそう、こういうのが欲しかったんです。

awk -f c.awk ja.catkeys.current ja.catkeys.new > ja.catkeys.merge
って感じで使うと、翻訳付きの現在の行と、まだ翻訳していない新しい行がマージされていい感じです。

 10 行目の # は半角に修正。チェックサムが current ので出てくるので、手動で new と同じ値に変更。


2010/07/19 C Lib SHINTA Private 2 Release 1 Revision 4

 公開

 Lib SHINTA 2 の修正に合わせて、こちらも修正。


2010/07/19 B Google IME

 Google IME を Haiku に移植する計画がある模様。

 Google IME は詳しく知らないけど、携帯を参考にした推測変換を積んでいるとか。推測変換は、Anthy に当初から入れたいと思っていながら、未だに実現できていない。

 推測変換付きの IME がリリースされれば便利なはず。期待大。


2010/07/19 A Lib SHINTA 2 Release 3 Revision 4

 公開

 Haiku Locale Kit の導入に伴い、SHINTA Locale Kit を除外。その他、ビルド上の微修正。


2010/07/18 C 魔封画 Ver 3.7 Release 2

 公開

 自分のアプリの中では、初の Haiku Locale Kit 対応。R1/Alpha 2 では動作しないので注意。R1 正式版が出るまでは、バージョンによって動いたり動かなかったりが続くのかな……。

 B_LANGUAGE_CHANGED とか B_LOCALE_CHANGED といった定数は定義されているものの、設定変更時にメッセージが飛んでくるわけでは無いらしい。なのでライブ言語変更には対応していない。


2010/07/18 B collectcatkeys の謎 

 collectcatkeys は、どういう順番でキーを出力しているのか?

 アルファベット順ではないし、ソースコード中に登場する順というわけでもないみたい。せめて、B_TRANSLATE_CONTEXT ごとにまとめるくらいはして欲しいのだけど。

 あと、既存の ja.catkeys が存在している場合は、新たに追加されたキーのみ、ファイルの末尾に追加してくれるモードがあるといいのだけれど。


2010/07/18 A r37478 の状況 / 続 

○フォントオーバーレイが良い
○Locale Kit が良い
○USB メモリのアクセスが速い
×r37478 に限らないけど、最近の Haiku は app server が落ちる→リセットするしかない
×installoptionalpackage で opensound をインストールしようとすると OS がフリーズ→相変わらず SoundBlaster Audigy 4 は使えない
×ボタンをクリックすると、押下状態のまま戻らないことがある
×BeIDE で既存のプロジェクトを開くと KDL

 SSD 速いってのを再度実感。Haiku の Firefox はかなり重いけど、SSD に置いてから起動が速い。HDD に置いてある Win の Firefox より起動速くなった感じ。


2010/07/17 B いつの間にか WiMAX 圏内

 2009 年 7 月のサービス開始時には、我が家は WiMAX 圏外だったけど、いつの間にか、圏内になっていた。ピンポイント判定で「△〜○」らしい。

 周辺の駅だと実測で、下り 10Mbps ちょっと、上り 1〜2Mbps くらい出ている模様。本当に ADSL 並みになってるんだねぇ。

 自宅でも出先でも気にせず、常にインターネット接続できるってのはいいな。仮に今の回線が ADSL だったら、乗り換えている気がする。

 さすがに、実測で下り 87Mbps、上り 52Mbps の光から乗り換える気にはならないんだけれど、2012 年頃には WiMAX のスピードもだいぶ上がるみたいだし、そうなったら状況変わるかも。


2010/07/17 A Haiku Locale Kit プログラミング

 先日の手順に若干手を入れ、サンプルプログラムも付けて、JPBE.net で公開。


2010/07/15 r37478 の状況 

○フォントオーバーレイが良い
×installoptionalpackage で opensound をインストールしようとすると OS がフリーズ
×BeIDE で既存のプロジェクトを開くと KDL


2010/07/14 r37478 に更新

 更新して間もないけど、r37283 から r37478 にメイン Haiku を更新。

 Locale Kit がうまく動いたので。しかし、すぐに仕様変わっちゃうのかなぁ……。だとしたらヤだな。


2010/07/12 自作アプリで Locale Kit を使う方法まとめ

 自作の Haikuware を Locale Kit 対応にするやりかたをまとめてみる。r37466 で動作確認。

 まず、プログラムのソースコード(test.cpp)はこんな感じ。

#include <iostream>
#include <Catalog.h>

#undef	B_TRANSLATE_CONTEXT
#define	B_TRANSLATE_CONTEXT	"ContextA"

int		main(int oArgC, char* oArgV[])
{
	cout << B_TRANSLATE("File") << endl;
	return 0;
}
 Locale Kit を使うには、Catalog.h のヘッダをインクルードする必要がある(Locale.h は不要みたい)。

 B_TRANSLATE_CONTEXT は適当に定義。B_TRANSLATE_CONTEXT の #undef→#define を何度も行えば、同じ単語を文脈によって複数の訳語に切り替えることができる。

 翻訳を行うのは B_TRANSLATE マクロ。引数に英語を渡しておく。

 ソースができたら、ビルド。ビルドの際は、通常のライブラリの他に、liblocale.so と liblocalestub.a を加える。また、できあがった実行ファイルにはシグニチャを付けておく。実行ファイルを右クリックして File Type に送り、「application/x-vnd.SHINTA-test」のようなシグニチャを付与。

 次に、カタログ(辞書ファイル)を作る。ソースコードから、キーとなる英単語を抜き出す。Terminal で
~>gcc -E test.cpp > test.cpp.pp
~>collectcatkeys -pvw -l japanese -s x-vnd.SHINTA-test test.cpp.pp
を実行。

 最初の gcc でソースコードをプリプロセスにかけている。

 続く collectcatkeys でカタログファイルを生成。japanese の j は英語的には大文字だと思うのだが、Haiku のソースがみんな小文字なのでとりあえず小文字で。-s で、先ほどと同じシグニチャ(ただし application/ を除く)を与える。test.cpp.catkeys という名前でカタログファイルが生成される。

 「Warning: couldn't resolve catalog-access」とか出てきたけど、カタログファイルは生成されている模様。

 生成されたカタログファイル test.cpp.catkeys はテキストファイルなので、StyledEdit 等で開き、翻訳語を記入していく。
1	japanese	x-vnd.SHINTA-test	12345678
File	ContextA		ファイル
 catkeys ファイルの 1 行目は、カタログの情報。言語、シグニチャはいいとして、最後の数字はチェックサムのようなもの。これをいじるとカタログファイルとして機能しなくなるので注意。

 2 行目以降がカタログ。英語(B_TRANSLATE の引数)、コンテキスト(B_TRANSLATE_CONTEXT の値)、翻訳語の順。英語とコンテキストの間はタブ 1 つだが、コンテキストと翻訳語の間はタブ 2 つのようだ。

 カタログファイルの編集を終えたら、バイナリのカタログファイルを生成する。
~>linkcatkeys -l japanese -s x-vnd.SHINTA-test -o ja.catalog test.cpp.catkeys
 できあがった ja.catalog を、カタログフォルダの下のシグニチャと同じフォルダ名配下に置く。
/boot/home/config/data/locale/catalogs/x-vnd.SHINTA-test/ja.catalog
 以上で、準備完了。プログラムを実行すれば、日本語が表示されるはず。

 ビルドの度に実行ファイルのシグニチャが消えてしまうので、再度付与するのを忘れずに。リソースとしてプロジェクトに組み込んでおくと良い。Haiku Preferences→Locale で第一言語を日本語にするのをお忘れ無く。


2010/07/08 日本語

 TR は廃止ですか。そういえば、ちょっと変わってると以前に思った記憶も。

 フォントオーバーレイキター!! ZETA にしか無かった機能が、ついに Haiku にも!


2010/07/06 r37409……は見送り

 Locale 周りが変わったとのことなので、新しい Haiku を入れようかと思ったけど、肝心の collectcatkeys が動かないのなら意味がない。r37409 でここの手順でテストプログラムを試してみたら、何かエラーがでてダメだった。

 Locale Kit で遊べるのはいつかな〜。



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