雑談 2007 年 9 月

 何の役にも立ちませんが、文句は言わないでね。でも間違いがあったらそっとSHINTAに教えて下さいな。話は時間軸で整理されていて、新しい話ほど上の方に書いてありますが、ブロック毎に話が完結しているので、どこから読んで下さっても結構です。なお、登場する人物、団体名などは、実在のものとは一切関係ないかもしれません(謎)。
 各雑談のタイトル部分の左側は、その雑談のアドレスへのリンクになっています。他の雑談や日記からこの雑談へリンクを張る際の URL 取得用としてご利用下さい。


<< 前の雑談 ] [ 自己紹介 ] [ 次の雑談 >>


2007/09-011 殺伐としてるなぁ……

 台湾の影響が大きいのと、さっき見た「時をかける少女」がなぜかそう思わせたのだが、自分は殺伐と生きているなぁ……って思ってしまった。自分だけでなく、会社も、日本も。

 細かいことを気にしたり、社会のミスをちくちくつついたり。その裏側で、何か大切なものを忘れているような。まるでモモに出てくる時間泥棒にやられているような感じで。

 なんだか虚しくなってしまったが、心豊かに過ごすにはどうすればいいのやら。う〜ん、相手に喜んでもらえれば自分も楽しいよな。なかなか難しいけど、相手の目で自分を見てみようかねぇ……。


2007/09-010 台湾旅行 / まとめ 

 一言で言うと、台湾って素晴らしい。

 料理は基本的に美味しい。屋台からレストランまで、日本人好みの味がいっぱい。個人的には、ソーセージなどに使われている 1 種類の香辛料(?)がしつこい感じで、それだけはもう飽きたのだが、それ以外は(変な食べ物に手を出さない限り)美味しい食べ物ばかりだ。

 価格も安い。食費、交通費などはおおまかに言って日本の半額くらい。ただ、家電とかは高そうだったので、旅行ではなく生活するとなるとまた別かも。

 そして想定外で嬉しかったことは、台湾人がとっても親切なこと。どこに行っても誰かが助けてくれる。親日というのが親切を加速させている面はあるのだろうけど、それ以前に根っからいい人たちなんだと思う。日本人は忘れつつある心かもしれないと、我が身も反省した。余計なお節介をするのは嫌なので、自分から何かをするってことは避けていたのだが、ちょっと軌道修正しようかな。空気を読む力を強化していかないと変なことになりそうだけど。

 というわけで、いろんな意味で心が洗われた 1 週間だった。


2007/09-009 台湾旅行 / 7 日目(日本へ)  

 最終日はひたすら移動の日。昨日のうちにホテルの人に「明日の朝タクシー呼んで」って(筆談で)お願いしておいたら、タクシーではなく、またホテルの人が送ってくれた。

 バスで日月潭から高鐵台中站まで行き、新幹線で桃園へ、シャトルバスで空港へ。

 空港で最後の台湾料理「ワンタン牛肉麺」を食べ、台湾に別れを告げた。帰りの飛行機は機体にキティーが描かれているキティージェットに当たり、キティーパッケージのアイスクリームのサービスがあった。


2007/09-008 台湾旅行 / 6 日目(埔里・日月潭)  

 埔里(プーリー)までバスで移動し、木生昆蟲博物館へ。バスの乗務員が気を利かせてくれて、バス停じゃないのに博物館の近くで降ろしてくれた。博物館のメインは蝶々。生きている蝶々や蛹を間近で見られる他、雌雄同体などの珍しい蝶々の標本もたくさんある。館長(?)が蝶々を捕まえてくれたり、蝶々と蛾の簡単な見分け方(蝶々は触覚がピンと伸びているが蛾は曲がっている)を教えてくれたり(ほとんどジェスチャーで)した。幽霊竹節蟲というカマキリのお化けみたいな気味の悪い虫(おそらくナナフシの仲間)を手で持つという嫌な体験も。

 埔里酒廠にちょっと立ち寄っておみやげを購入。写真は酒瓶でできた廊下。

 昼飯は、あっさり切仔麺と、タレ風味の魯肉飯。注文時は「魯肉って何の肉?」と思いながら注文したが、食べてみたらラフテーみたいな感じ。今調べたら魯肉はまさに豚の角煮だそうな。

 日月潭まで戻ってレンタサイクルで湖畔をサイクリング。自転車を借りる際、受付のお姉さんとは全部筆談。お札を渡したらおつりがないからちょっと待ってねとか、借りた自転車のチェーンが外れてしまったので交換してくれとか、お互い頑張って相手の言いたいことをくみ取る。中国語は日本語の漢字の書き方とは結構違うので、旅行初日が日月潭だったら筆談も厳しかったと思う。そんななかで意思疎通ができると嬉しくて、自然とお互い笑顔になる。

 湖畔と言っても山道みたいな感じで、アップダウンはそれなりにある。思っていたよりも遠くに行けなかった。玄奘寺、慈恩塔を巡り、慈恩塔の上にある鐘を鳴らした。自転車返却時、延長料金をタダにしてくれた上、みんなで手を振って見送ってくれた。

 湖畔の夕暮れ。

 夕飯は日月潭名物の總統魚。魚がうまいというよりも、料理法を考えた人がうまいという気がする。魚自体はあんまり味がないと思うのだが、写真のような料理にすることで、ぶりの照り焼きみたいな味になり、付け合わせの野菜と生姜が口をリフレッシュするので、最後まで飽きずに食べられる。骨が激しく多いので食べるのはちょっと大変。でも珍しい魚を食べられて満足。


2007/09-007 台湾旅行 / 5 日目(日月潭へ)  

 開通したばかりの新幹線に乗り、台北から台中へ移動。開通してから半年程度ということでガイドブックにも情報が少ないが、在来線の台中駅と新幹線の台中駅は別物なのでこれから台湾に行く人はご注意。新幹線の台中駅からバスに乗る場合、バス停名は「高鐵台中站」となる。新幹線の雰囲気は日本ののぞみと一緒で、主な違いはカラーリング程度。

 1 時間ほどで台中に着き、そこからバスで日月潭(リーユエタン)へ。バス乗り場がよく分からなかったが(駅係員が連れて行ってくれたバス停は日月潭直通じゃないバス停だった)、近くにいた警備員のお兄ちゃん(英語ができる)がまた親切で、バスはおつりが出ないからとセブンイレブンでお札を両替させてくれたり、バスの乗務員にうちらの行き先を説明してくれたりした。スラムダンクが好きらしく、漫画話で盛り上がった。

 バスでのんびり日月潭に到着。日月潭は湖の町で、バスを降りたところ(サービスセンターがあるところ)とホテルは対岸。日月潭周遊バスに乗り継がないといけないのだが、サービスセンターの人がホテルに電話してくれて、ホテルの人が自家用車で迎えに来てくれた。日月潭は日本語・英語がほとんど通じないので会話もなかなか成り立たないのだが、そんな状況でも親切にしてくれる台湾人に感動。

 そんな感じで無事にホテルに到着。生憎台風の影響で雨だったので、ホテルでのんびり過ごす。

 夕食はホテルでしゃぶしゃぶを注文。しゃぶしゃぶと言っても、肉だけではなく海鮮や野菜が盛りだくさんで、1 つの鍋を 3〜4 人で食べられるくらいの量。ホタテ、エビ、白菜など日本でも定番の美味しい具材から、栗、パチンコ玉サイズの白い豆といったちょっとクエスチョンマークの付く具材まで、いろいろ楽しめた。


2007/09-006 台湾旅行 / 4 日目(台北 101)  

 台湾新名物の台北 101。生憎の天気で眺めは今ひとつ。世界最長・最速のエレベーターは日本の東芝製。上昇・下降時に気圧を調整し、耳への負担を軽減するなど、快適性にも配慮しているとか。

 昼飯は四川料理で、ピリ辛麻婆豆腐などを味わった。麻婆豆腐の系統は陳麻屋の味だ。その後、行天宮、総統府(午前中のみの解放なので中には入れなかった)などを巡る。

 夕飯はフカヒレとアワビのコース。価格は異常に高く、1600 元(日本円に換算するとそれほどでもないと考えることもできるが)。今までにまともなフカヒレを食べたことがないのでフカヒレの味については判断できないが、フカヒレ自体にホタテっぽい貝の味付けがしてあった。アワビは巨大だったがあまり貝っぽくない味。日本で食べた方が美味しい。店内に現地人の客はおらず、数組の日本人客がいたのみ。

 夜食に排骨大王の排骨麺(パイクーミェン)。これがまた美味しい。しつこくなく、しかし旨味はしっかりとある排骨が麺の上にどっしりと構えており、これだけでも味・ボリューム満点。麺とスープも排骨とマッチしており、互いを引き立てている。これも台北にきたらまた食べたい。


2007/09-005 台湾旅行 / 3 日目(九イ分)  

 3 日目は遠出をし、千と千尋のイメージソースになったと言われる九イ分(「イ分」で 1 つの漢字)へ。急行で基隆まで行ったが、手違いで各駅停車料金で行けてしまった。基隆のバスはひどい。台北のバスは音声案内と電光掲示板で停留所の案内(中国語&英語)をしてくれるのだが、基隆のバスは音声案内すらない。決して設備がないわけではなく、電光掲示板がしっかり動いているのだが、「基隆客運」「行楽愉快」を交互に表示しているだけ。宣伝はいいから停留所を表示してくれ!

 結局「大勢が降りる場所で降りる」という安直な方法でバスから降り、無事に目的地に着いた。階段の街には食べ物屋(テイクアウト中心)がひしめいており、大勢でごった返していた。買い食いしながら街を歩いたが、飛び魚の卵ソーセージ、酢菜まんじゅうはいまいちだった。酢菜まんじゅうの具は野沢菜みたいな感じだが、周りの寒天状の皮と合わない。でも歩いているだけで楽しいし、おいしいものを選んで買えば味も楽しめたはず(色々食べたかったので、すでにおいしいと分かっているものは買わなかった)。

 昼飯は名物の牛肉麺(ニューローミェン)。肉は堅め、スープは肉の旨味がとけ込んでいる胡椒風味の若干ピリ辛、麺はソーキそばに似た感じで、美味しい。割り箸を包装しているビニール袋は、テーブルに置いてある太い針に刺して飛ばないようにするのがマナー。

 時間が余ったので台北に戻り、中正紀念公園へ。入り口にテープが張り巡らされていて、入れないのかと思ったら裏から入れた。蒋介石ゆかりの品々が展示されている。

 横の庭園は霧が出るようになっていて、マイナスイオンたっぷり。

 夕飯は行列のできる店「鼎泰豊」で小龍包を堪能。

 台北の夜景。


2007/09-004 台湾旅行 / 2 日目(故宮博物館)  

 今後台北市内をうろつくことになるので、電車・バスに 1 枚のカードで乗れる台北版 PASMO「悠遊カード」を購入。使い方は PASMO とまったく同じ。チャージして改札機にタッチするだけ。日本のカードと違うのは、割引があること。運賃 2 割引の他、電車とバスを乗り継ぐと 8 元引になる。

 2 日目のメインは故宮博物館。中国の銅器、皿、武器などを時代別に展示している巨大博物館。中国 4000 年の歴史を感じることができる。残念ながら撮影禁止なので写真は無いが、象牙を彫って糸状に残し、半透明に見えるようにした宝箱はとても人間業とは思えない出来。

 昼食は博物館の上にあるカフェで軽く。故宮は観光地価格を取っており、入場料 300 元(台湾としてはかなり高い)、カフェはお茶と点心数点で 600 元(2220 円)。昨日の夕飯よりも高い。でもフカヒレ水餃子は美味しかった。

 博物館には庭園「至善園」が併設されており、のんびりと散策してきた。毎度の事ながら、水のある風景は良い。

 台湾にはこのしだれた木がたくさん生えている。なんて言う種類?

 何故か車道側に投入口があるポスト。台湾人は歩いてじゃなくバイクで郵便物を投げ入れるのか?

 まだ夜になっていなかったが、士林夜市へ Go! ソーセージなどをばくつきながらうろついていると、行列のできている肉まん店を発見! 日本人的心理でつい並んで買ってみたところ、これが激うま。小振りながらジューシーで、かじると肉汁があふれ出てくる。餃子みたいな感じでさっと焼くので、皮は軽く焦げ目が付いてパリパリ。人生で最高の肉まんだった。しかもたったの 10 元。夜市万歳! 既にかなりお腹いっぱいだったので 1 つしか買わなかったが、次に台湾に来る機会があったらたくさん食べるぞ。

 夕飯は北京ダック。1 羽まるごと注文し、皮、肉、スープと 3 度楽しんだ。日本で食べた似非北京ダックとは違い、皮もジューシーでガサガサしていない。お好み焼き生地みたいなのにくるむと余分な油脂が中和されて美味しく食べられる。しかし、一番美味しかったのはスープかもしれない。北京ダックを贅沢にダシとして使ったスープはあっさりしていて、いくらでも飲める感じだ。

 夕食後、再び夜市へ。今度は寧夏夜市。ドリンク屋台を見つけたのでタピオカミルクティーを飲みたかったが、漢字のメニューを見ても全く分からない。どうしたものかと悩んだが、ふと見るとタピオカの瓶が置いてあったので、指さしたら通じた。向こうも日本人がタピオカミルクティーを求めていることは知っているらしく、タピオカミルクティーだけは日本語で発音してくれた。台湾の飲み物はやたら甘いが、この店のはほどよい甘さ。製造時に生クリームっぽい物を投入しているのを見た時はどんだけ甘くなるのかと思ったが。タピオカもたくさん入っており、良いタピオカデビューとなった。30 元(だったかな)。


2007/09-003 台湾旅行 / 1 日目(台湾へ) 

 初めてのアジア旅行に行ってきた。

 台湾の玄関、桃園国際機場(空港)から台北市まではバスで約 1 時間。料金は 115 元。1 元≒3.7 円なので、ざっくり 4 倍すると日本円となる。1 時間の空港長距離バスで約 430 円は格安。ちょうどラッシュ時間帯のようで、倍の 2 時間かかってしまったが。MRT(鉄道)も初乗り 20 元とこれまた安い。

 夕方にホテルに着いたので、すぐに夕飯に出発。庶民的な中華料理の店「担仔麺」は、歩道にもテーブルを広げ、開放的な雰囲気。店先に料理の見本があり、好きな物を選んで注文する。麻婆豆腐は日本のとも四川のとも違う味だが美味しく、さほど辛くない。右下の鶏肉焼きはたれ風味で非常に好き。店員さんに「ビールあと 1 ついかが? サービス」と言われ、サービスなら頼もうかと思ったら、サービスしてくれたのはおまけのおもちゃだった orz たらふく食べて 500 元。日本の半額くらいか。

 夕飯後、228 和平公園を散歩。台北の治安は良いようで、22 時くらいでも町中を女性が一人で歩いていたり(さすがにあまり多くはないが)、カップルが公園で愛の時を過ごしていたりした。夜も営業している店は少なく、一部のチェーン店のみで、7-Eleven や全家(ファミリーマート)などの便利商店(コンビニ)やマック程度。コンビニはやたら多く、セブンイレブンの密度は世界一だとか。

 大都市圏では、ホテルは日本語が通じた他、わりと多くのところで片言の日本語か英語を使える人がいるので、言語面では楽だ。係員が日本語できなくても、そばにいる人が「日本人?」とか聞いてきて助けてくれたりする。台湾の人は親切だ。


2007/09-002 音のイベント

 my musicstyle に行ってきた。「庶民ども! 無料で良いスピーカーの音を体験させてやるぜ!」(超意訳)っていうイベントで、会場にはゴージャスなスピーカーが並んでおり、CD や iPod を持っていくと曲を再生してくれる。ジャンクフードならぬジャンクサウンドが普及してしまった世の中を嘆いた主催者が、いい音に触れるきっかけになればと願って開いたイベントだ。

 俺も手持ちの iPod もどきで曲を聴かせてもらった。もちろん、せっかく良い環境で聴くのだから MP3 ではなく WAVE のソースで。

 やはり家で再生するのとは圧倒的な差がある。迫力があってクリアな音。高音が耳障りだったのが気になるが、こちらがエフェクタを切り忘れたのが災いしたかも。エフェクタは嫌いだが、iPod もどきだけはエフェクタ使ってたの忘れてた。ただし、お値段も圧倒的。何種類か再生環境があったが、俺が再生してもらったのはスピーカー 7 万、アンプ 11 万、スピーカースタンド 3 万(単なる棒なのに)、合計 21 万。う〜ん、俺は1 万 3 千円の安物で我慢します(^^;

 他の人の曲もしばらく聴いていた。宇宙戦艦ヤマトが再生された時は会場大盛り上がり。やっぱり音楽を聴くって気持ちいいよね! 特に音が良いと。

 ただ、圧縮音楽(MP3 とか AAC とか)はどうしてもスカスカした感じになってしまう。再生環境が良いと余計それが目立ってしまう感じだ。んー? なんか物足りないぞ? と思って中央を見ると iPod が刺さってたりする。スピーカーを変えるよりもまず、MP3 をやめてロスレス(WAVE とか APE とか)にしようぜ!


2007/09-001 カート初体験

 初めてカートに乗った。カートってゴーカートのもうちょっと本格的なやつね。

 小さな割にスピードは出るが、スピンしやすい。曲がろうとしたら、途中でいきなり氷の上を回転しているような感じで滑り出したのでびっくりした。しかし人間とは良くできているもので、とっさに反対側にハンドルを切るものだ。するとスピンが収まって走りを続行できる。後から考えたら、これがカウンターを入れるっていうやつなんだな、きっと。

 遠く飯能のコースまで出かけた。最初は 1 周 54 秒かかったけど、ベストタイムは 45"316 と 10 秒程縮まった。しかし 1 周 30 秒で走る人もいるから凄い。スピンで立ち直れなくて、反対向いて止まってしまっても良いから、もっと攻めて練習しないとダメかな。


<< 前の雑談 ] [ 自己紹介 ] [ 次の雑談 >>


最初前先頭次最後外