白 Be 2006 年 10 月

 BeOS 及びパソコン関連の日記です。といっても毎日書いているわけではありませんが(^^;)。タイトルは「はくび(白眉)」と読んで下さい。BeOS が最も優れた OS になってくれたらいいなぁ、などと期待しながら……。
 各日記の日付の部分は、その日記のアドレスへのリンクになっています。他の雑談や日記からこの日記へリンクを張る際の URL 取得用としてご利用下さい。


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2006/10/31 WalterCon が

 どんなんだったのか、Haiku のホームページに載るのを楽しみにしているのだが……。
 レポートが載らないどころか、WalterCon の予告みたいなページがあったと思うんだけど、それへのリンクも無くなってる……?


2006/10/30 環境設定

 Anthy の環境設定を実装中。
 GUI はまた時間がかかるな……。


2006/10/29 B_UNMAPPED_KEY_DOWN

 4.0 DR 開発中、「前候補/変換」キーや「カタカナ/ひらがな」キーなどのキーを拾うことが出来なくて困っていた。キーを押しても B_KEY_DOWN が飛んでこない。日本語キーボードはサポートが十分でないのかなぁと思っていたら、B_UNMAPPED_KEY_DOWN が飛んでくることが判明、実装に至った。
 B_UNMAPPED_KEY_DOWN は B_KEY_DOWN が飛んでくるキーに対しても送られてくるようで、普通のキーを押すと、B_KEY_DOWN と B_UNMAPPED_KEY_DOWN の 2 つが飛んでくるようだ。


2006/10/28 B Anthy for ZETA 4.0 Developer Release

 限定公開。ついにかな入力を搭載。BeOS/ZETA 用 IM としては、かえで IM に続く史上 2 番目。カタカナ/ひらがなキーでローマ字入力とかな入力を切り替え(もちろんパレットからでもできるが)。
 かな入力派の人も少しはいるみたいなので勢いで実装したものの、あまりテストはしていない。また、かな入力の実装に当たってローマ字入力部分のコードも少しいじったので、エンバグしてないか少し心配。
 今後は、decode_nth_cell() 問題の調査をしつつ、環境設定を実装して使い勝手を高めていく予定。


2006/10/28 A パソコンでテレビを見よう

 かねてから「パソコンでテレビが見られたらいいな」と思っていたので、環境を整えようと思う。
 問題は、どうやってやるか。

【 方法 1:RD-H2 】

 家電の HDD レコーダ「東芝 RD-H2」を設置、録画を RD-H2 で行う。RD-H2 で再生中の映像を LAN 経由で PC で視聴。録画予約や再生を PC から操作できる。
 録画中の動作は RD-H2 で完結し、PC 不要なのが利点。PC の電源が切れていようが、ZETA を使っていようが、関係なく録画できる。最有力候補。
 懸念事項は、PC での操作から 3 秒遅れで操作が行われると言うことで、視聴に難がありそう。また、ストリーミングが QuickTime 形式だが、QuickTime って使いづらくて嫌い。他にも、あくまでも家電なので、PC での使い勝手がどこまで充実しているか、不安も残る。

【 方法 2:PC-MV71DX/U2 】

 BUFFALO の USB 接続 TV キャプチャ BOX「PC-MV71DX/U2」を PC に増設、PC に録画する。
 録画した映像は動画ファイルとなって PC に保存されるので、再生が簡単。付属ソフト PCastTV2 の使い勝手は分からないが、BUFFALO ならそんなに変なソフトは付けないのではないか。
 デメリットは、たぶん ZETA 使っている時は録画できない点。また、MPEG4 対応だが、DivX ではない。

【 方法 3:EX-VISION 1700TV USB 】

 ELSA の USB 接続 TV キャプチャ BOX「EX-VISION 1700TV USB」を PC に増設、PC に録画する。
 DivX 対応なので、録画した映像を見るには一番使い勝手が良さそう。
 デメリットは、たぶん ZETA 使っている時は録画できない点。また、付属ソフトの使い勝手が心配。


2006/10/27 連続更新中

 10/7 より 3 週間連続で、毎日ここを更新中。


2006/10/26 何故か上がる magnussoft

 翔星 Be アンテナで、何故か、更新されていない ZETA-OS.com (magnussoft) のページがいつも上がってしまう。アンテナモードで見ても更新内容は無いのに、なんでだろう……。


2006/10/25 input server 再起動 / 続 

 新バージョンで直ったとのこと。良かった良かった。


2006/10/24 かな入力

 ローマ字入力と並ぶ 2 大入力方式の一つ、かな入力を実装中。
 かな入力の場合、キーボード最上段一番右の「¥」キーでは「ー」、最下段一番右の「_」キーでは「ろ」が入力されなくてはならない。しかし、どっちのキーも 1 バイト文字は「¥」で見分けが付かないんだよね……。キーコードは違うんだけど、通常はキーコードを使っていないので、「¥」だけキーコードっていう実装も厳しい。仕方ないので、ちょっとキーの解釈に細工してしのいだ。具体的には、Shift を押さない場合でも「_」キーを押すと「_」が入力されるようにした。また、Shift+「0」の「_」とバッティングするので、Shift+「0」は「〜」とした。
 しかし、ZETA ユーザーでかな入力する人って果たして存在するのだろうか……。存在しないユーザーのために気合い入れてもなぁ。


2006/10/23 Anthy for ZETA 3.0 Developer Release

 限定公開。すべての文字種の入力モードと後変換を搭載。前候補や先頭一文字確定などの変換時基本操作もおおかた実装を終了。
 また、括弧の入力が[]ではなく「」になるように修正。


2006/10/22 C 一通りの文字が入力できるように

 英数や半角カナも含め、一通りの入力モードと後変換の実装が完了。
 ATOK の F8 キーは「半角後変換」で、ひらがな入力直後に押すと半角カタカナになり、ひらがな入力後 F9 を押して英数にしてから F8 を押すと半角英数になる。
 しかし、その挙動を実装しようとすると、現在のフレームワークではメモリを沢山使わなくてはいけなくなるので、Anthy では、F8 キーは「半角カタカナ後変換」キーとし、半角カタカナのみへの変換とすることにした。


2006/10/22 B Anthy for ZETA 1.8 Developer Release

 限定公開。カタカナとひらがなの固定入力モードと後変換を搭載。
 愛顧n変換も修正。この他細かいバグフィックスなど。記憶にあるのは、Lib Anthy の初期化に失敗すると落ちてしまうのを修正したり、部分確定後に変換取り消しするとカーソルが飛び出てしまうのを修正したり。


2006/10/22 A input server 再起動 

 2ch で、Anthy をインストールした状態で input server を再起動すると固まるという指摘が。
 modifiers() の関係かなぁ。もしそうなら、開発中の現行バージョンでは直っているはずなのでいいんだけど。
 次期バージョンでも発生するかどうか報告を下さい。


2006/10/21 B はてなあんてな regexp

 はてなあんてなの「更新無視文字列」設定で初めて正規表現を使った。
 Haiku OS のページで「regexp:day|hour|minute|comment」と設定。「イベントまであと XX 日」のようなカウントダウンに反応しないようにするため。


2006/10/21 A 手こずるなぁ

 後変換の実装。解は見えてきたけど。


2006/10/20 後変換

 F7 キーで入力文字列をカタカナに変換する後変換機能を実装中。
 後変換の実装は思っていたよりも大変で、またまたクラス階層にメスを入れることに。


2006/10/19 やはり ATOK はすごい

 普段当たり前のように使っていて、特別に注意を払うわけではなかったけど、Anthy の開発に当たって ATOK の挙動を見つめてみると、改めて ATOK のすごさがわかった。
 基本エンジンだけ見ても、文節区切りを直すということがほとんどない。いつもちゃんと文節が区切れているのだ。同音異義語もかなりの精度でヒットさせてくる。候補ウィンドウの中から一生懸命探す必要があるのは人名くらいのもの。


2006/10/18 カタカナ固定入力モード

 カタカナで気をつけなければならないのは、「う゛」と「ヴ」で文字数が違うことぐらいか……。


2006/10/17 Anthy バグメモ

 Anthy 1.4 DR のバグレポートを頂いたのでメモ。
 n+変換で「ん」にならない。例えば aikon が愛顧nになってしまう。
 ATOK の挙動を見てみると、変換、(カタカナなどの)後変換では n が「ん」になり、変換せずに確定すると n のままになるようだ。また、変換後に変換を取り消すと「あいこん」になる。


2006/10/16 入力モードを増やす

 入力モード切替の仕組みと共に、ひらがな固定入力モードを実装中。
 その後は、カタカナ固定入力モードを実装し、さらに、カタカナ後変換の実装へと進む予定。


2006/10/15 B Anthy for ZETA 1.4 Developer Release

 限定公開。候補ウィンドウを搭載し、だんだん IM っぽくなってきた。キー操作(兼搭載済み機能一覧)はドキュメント参照。
 今回からは、InstallAnthy.sh を実行するだけですべてのインストールができるようになっている。
 既に自分自身はメインの IM を Anthy にしている。


2006/10/15 A 候補ウィンドウ

 候補ウィンドウが出来てきた。


2006/10/14 C 対処療法 2 つ

 対処療法は好きではないが、仕方なく Anthy に組み込み。
 1 つは非インライン入力時の入力ウィンドウ(ボトムラインウィンドウって呼ぶの?)が残るバグに対して。EGBRIDGE でも、BeIDE のような IM Aware でないビューに日本語を入力する場合、未確定文字列がある状態で新たな文字を入力すると入力ウィンドウが画面に残ってしまう。Anthy でもこの症状が出た。とりあえず、B_INPUT_METHOD_STOPPED を送った後にウェイトを入れるとちゃんと消えるので、わずかにウェイトを入れることにした。本来ならば OS 側でちゃんと処理して欲しい事項だと思うが。
 もう 1 つは decode_nth_cell() で落ちるバグに対して。文節の数が減った場合にコミットしないようにした。


2006/10/14 B decode_nth_cell() / 続 

 Lib Anthy が decode_nth_cell() で落ちるのは、どうやら文節の数が減った場合のようだ。
 文章を漢字変換して、例えば 3 文節になったとする。文節区切りを変更して文節を伸ばしていくと、文節が 2 文節になる。その状態で確定する(Lib Anthy 的には anthy_commit_segment() を呼ぶ)と decode_nth_cell() で落ちるようだ。


2006/10/14 A マイナー OS 本に ZETA の記事を!

 立神梢一さんがマイナーな OS の紹介をする小冊子「Operating System Maniacs」の第 2 号を刊行予定。
 現在原稿執筆者を募集中とのことなので、どなたか ZETA の記事を書いて頂ければ面白いと思います。ZETA の入手やインストールについて説明するのもアリだと思いますし、VMWare で使うとか、あるいは、インストールは簡単だからさらっと流して Video Editor で遊んでみるとか。
 詳細は mixi のマイナー OS 本 Version2 作成についてにて。初稿の締め切りは 10 月末。
 ちなみに、第 1 号では、SSS-PC、OS/2(eComStation)、Sky OS などが紹介されている。


2006/10/13 input server 終了

 シャットダウン時、input server の終了時に modifiers() をコールするとそこでフリーズしてしまう。modifiers() を担当しているサーバーが既に終了しているのかな?


2006/10/12 目標:毎日更新

 実は先週は、毎日この日記を更新することを目標にしていたのだが、残念ながら達成できず。
 今週はどうか!?


2006/10/11 ZETA メニュー

 今更な発見だが、メニューキー(右 Ctrl の隣のキー)を押すと、ZETA メニューがポップアップすることに気付いた。いつから搭載されたんだろう?


2006/10/10 候補ウィンドウを実装中

 アプリケーションからフォーカスを奪ってはいけないので、候補ウィンドウは B_AVOID_FOCUS を指定する。B_AVOID_FOCUS なウィンドウはあまり扱ったことがないが、どうも期待通りの動作をしてくれなくて困る……。


2006/10/09 いくつかの変更点

 Anthy の骨組みにキーカスタマイズの仕組みを仕込んだ。これによってソースが少し綺麗に。
 ATOK はカタカナ入力モードや果ては英数入力モードでもスペースキーを押せば漢字変換が出来るが、これを実現しようとするとソースが複雑になるので保留にすることに。機能が整ってきたらまた考えよう。
 いくつかのクラスの階層を整理。


2006/10/08 B Anthy for ZETA 1.0 Developer Release 3 フォローアップ

 漢字としての長めのひらがなを確定すると落ちてしまう。
 例えば、「きょうはいい」を変換、「今日|配位」と変換されるが、はじめの文節を右カーソルで長くしていき、最終的に「きょうはいい」までが 1 つの文節になるようにして確定すると落ちる。落ちる箇所は decode_nth_cell()。
 現在の所、原因は不明。


2006/10/08 A 骨組みに

 キーカスタマイズの仕組みを組み込んでおいた方が、後々楽そうだな。IM のプログラムはクラス間の依存関係が割と多くなってしまうので、いろいろ大変。まだ内部構造の最終形は全然見えないけど、ある程度見えてきたらちゃんと整理したい。


2006/10/07 D アイコン募集

 自分でアイコンを作るとダサくなるので、どなたか作ってくれませんか?
 Anthy for ZETA のアイコンを作って下さる親切な方がいらっしゃいましたら、16x16 及び 32x32 のアイコンをお送り下さい。


2006/10/07 C Anthy for ZETA 1.0 Developer Release 3

 デベロッパーリリース版の Anthy 第 3 弾を限定公開。まだ原始的ながら漢字変換機能を搭載。
 配布ファイルがいきなり巨大化したな。容量を圧迫する……。
 インストールは、2 つのスクリプトを実行して下さい。また、使っているうちに漢字変換するだけで落ちるようになってしまったら、~/config/settings/SHINTA/LibAnthy/.anthy をフォルダごと削除して下さい。
 Lib Anthy のソースコードも同時公開。こちらは一般公開扱いで、ライセンスはオリジナル Anthy のライセンスに準拠。


2006/10/07 B decode_nth_cell()  

 decode_nth_cell() で落ちるのは変な学習をさせてしまうからなのか……? 学習情報を消すと治る気がする。う〜む。


2006/10/07 A Anthy 進捗状況

 最後の漢字候補(カタカナ)で確定すると落ちることが多いが、どうやら、LibAnthy 内で落ちている模様。texttrie.c の decode_nth_cell() で、switch (buf[0]) を実行する際に落ちる模様。
 7900 だとこの症状が出るが、7500b だと大丈夫みたいなので、とりあえず 7500b で開発を進めてみようと思う。


2006/10/05 Anthy 進捗状況

 漢字変換のはじめの一歩を実装中。


2006/10/03 Anthy 進捗状況

 1 つ進もうとするとこれまでの軌跡を破壊する必要に迫られる……。
 今回はスペースキーで立ち止まり。これまでは他のアルファベットと同様に受け付けていたが、漢字変換を実装する上では、特別な処理が必要になる。スペースキーが押されたら漢字変換のトリガーとし、しかし、未確定文字が無い場合は単なる全角スペースとして確定入力しなくてはならない。
 これを実現するために、クラス 3 つにメスを入れ、新たなクラスも作成。
 なかなか漢字変換にたどり着かないな……。


2006/10/02 Anthy 目論見書

 実際に実現できるかどうかは分からないけど、現時点での実装予定機能は以下の通り。

・(当然ながら)Anthy エンジンを利用したかな漢字変換。
・ローマ字入力/かな入力両対応。
・各種入力モード(ひらがな、カタカナ、英数、ひらがな固定、コード入力……)搭載。
・固定入力の確定文字入力。
・後変換(入力・変換中の文字を、カタカナやアルファベットに変換)のサポート。
・句読点変換(句読点などが入力されたら自動的に漢字変換を開始)のサポート。
・テンキーからの入力で常に半角にできるように。
・郵便番号住所変換機能搭載。
・Ctrl+Backspace によるアンドゥ対応。
・省入力(いわゆる Tab 補完)のサポート。
・キーカスタマイズ。
・文字パレット。

 この他にも欲しい機能がありましたら、メールでも、Web 日記や掲示板などでも構いませんのでお寄せ下さい。
 また、かな入力はサポート予定ですが、私自身はローマ字入力派なので、かな入力派の方がどんな使い勝手を求めているのかわかりませんので、そのあたりもよろしくお願いします。


2006/10/01 B Anthy 進捗状況

 いよいよ Anthy ライブラリを使うフェーズへ。
 今日 Anthy ライブラリを見てみたら、ローマ字かな変換機能も持っているみたいだ。全部自前で実装しちゃったよ……。まぁでも自前でやった方がかな入力や英字変換の面で融通効くだろうから、自前の方がいいと思っておこう。


2006/10/01 A Anthy for ZETA 1.0 Developer Release 2

 デベロッパーリリース版の Anthy 第 2 弾を限定公開
 カーソルキーでひらながを入力する位置を調整できるようになった。Delete キーもサポート。
 次はいよいよ漢字変換へ。


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