白 Be 2003 年 11 月

 BeOS 及びパソコン関連の日記です。といっても毎日書いているわけではありませんが(^^;)。タイトルは「はくび(白眉)」と読んで下さい。BeOS が最も優れた OS になってくれたらいいなぁ、などと期待しながら……。
 各日記の日付の部分は、その日記のアドレスへのリンクになっています。他の雑談や日記からこの日記へリンクを張る際の URL 取得用としてご利用下さい。


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2003/11/30 D Monkey's Audio Suite for BeOS Release 5

 公開
 コマンドラインツールも含め、すべて Locale Kit に対応。また、CL-Amp、SoundPlay 用両プラグインは、起動中に言語設定が変更されたらただちに表示に反映する動的言語変更にも対応( CL-Amp プラグインのバージョン情報ウィンドウのタイトルだけはなぜか変わらないこともある……)。


2003/11/30 C ZetaNews インタビュー日本語版

 JPBE.net に掲載。日本語版というか、こっちが原文なんだけど。
 最初から英語にすること前提で書いたので、日本語としてはちょっとぎこちない。日本語で公開する時は修正しようかと思ったけど、一度微妙な日本語にしてしまうと修正は難しかったのでほぼそのまま。


2003/11/30 B Zeta への期待

 ZetaNews インタビューのコメントを連続ポストした人は相当 Zeta を嫌っているみたいだし、そこまでいかなくてもあまり Zeta を歓迎していない人は多いようだ。その気持ちは理解できる。しかし俺は、Zeta が BeOS 人口を増やしてくれることを期待している。開発者もユーザーも、ある程度の数がいないと BeOS 業界全体として進んでいかない。マーケティングベースに乗らないような小さな世界では優秀な人が集まってくる可能性も低くなる。
 俺としては、BeOS がマーケティング受けしないような性質だったからこそ BeOS に惹かれたのだとは思う。でも、そんな古き良き BeOS は OpenBeOS が守り育ててくれると信じたい。
 だから Zeta は、ちょっと BeOS っぽくなくなってでも BeOS 業界に活気をもたらす存在であって欲しい。そして、その陰で OpenBeOS が正当な進化を遂げ、10 年後、誰もが惹きつけられるような本物の輝きを放つ存在になっているといいな。……なんてね。


2003/11/30 A ZetaNews インタビュー

 連画覧が世界初の Zeta 専用アプリということで、ZetaNews からインタビューを受けた。
 回答は日本語で作成し、Koki さんに翻訳して頂いた。
 Koki さん、長い文章を翻訳して下さってどうもありがとうございました。


2003/11/29 C 何年 C++ 使ってるんだろ

 BMessageFilter がうまく動かないと悩んでいたけど、実は BMessageFilter はちゃんと動いていて、メッセージハンドリングに問題があったんじゃないか。
 いくら基底クラスに向けてメッセージを送ったって、派生クラスが受け取ってしまうんだから、基底クラスには届かないのに。
 あーあ、あほくさ。


2003/11/29 B Locale Kit のもう 1 つの使い道

 Locale Kit はもちろん UI 表示言語を切り替えるためのものだけど、ファイルの切り替えに使っても役に立つ。
 具体的に連画覧では、[ヘルプ|ヘルプ]メニューで表示するファイルを、英語環境なら簡易英語ドキュメントの "ReadMe_Eng.txt" を、日本語環境なら日本語ヘルプの "Rengaran.htm" を表示するようにしている。ユーザーの言語環境に合わせたファイルを表示できるので便利だ。


2003/11/29 A How to Install

 ピーシークラフトのホームページに、Zeta のインストール方法と SP1 適用方法のわかりやすい解説が登場。


2003/11/28 Monkey's Audio Suite for BeOS の Locale Kit 対応化

 作業中。既存のアプリを Locale Kit 対応に書き直すのは結構面倒くさい。新規に作るのは楽だろうけど。
 しかし、Zeta になってからはコマンドラインアプリも多言語化できるようになった。
 今までだとアプリ毎に言語設定を行う必要があったけど、コマンドラインアプリでは環境設定ウィンドウを表示するわけにはいかないから、言語の設定が行えなかった。もちろんコマンドライン引数で -Lang=Japanese とかすればできるけど、わざわざ指定するのは(ユーザーとしては)面倒くさいし。
 また、今までは( MuTerm ではない普通の)Terminal では日本語が表示できなかったので、Terminal を使っている人のことを考えると日本語の出力は出来なかった。しかし、Zeta にはフォントオーバーレイ機能があるので、Terminal でもちゃんと日本語が表示される。
 そんなわけで、Suite 内のコマンドラインアプリ群も日本語化中。


2003/11/26 C CPU ファンが死にそう / 続 

 ヨドバシに行って来た。
 ヒートシンクは問題ないのでファンだけ欲しかったんだけど、みんなヒートシンクまで付属している。
 ケースファン使っても大丈夫かな? と思いながら見ていると、「 CPU ファンの交換用としても使えます」みたいなことが書いてあるケースファンを発見したのでそれを購入。
 しかし装着する段になって問題発生。ファンが厚すぎてネジが貫通しないのだ。付属のネジも短くて、なんでこんなのが付属しているのだろうと思ったけど、考えてみたら、ケースに付ける時はケースからファンに向かってネジを差し込むので、ネジは短くて大丈夫(ケースの厚さだけ貫通すればよい)。しかし CPU に付ける時はそうはいかず、ファンからヒートシンクに向かってネジを差し込まなくてはならないので、ファンの厚さを貫通できるネジの長さが必要。
 そんなに長いネジがなかったので、ネジの代わりにクリップを針金状にして突き刺しておいた。とりあえずは外れなそうだけど、かなり不安。
 もうこのパソコンぼろぼろだ。予熱しないと起動しないし、熱くなると再起動しないし、FTP してるといきなりリセットかかること有るし、おまけに CPU ファンがこんな状況になってしまっては……。あーあ、早くデュアル Efficeon マシンが欲しいな。


2003/11/26 B 画像ビューア速度比較

 連画覧(プレロード有効/無効、Ver 3.74 相当)、OpenBeOS ShowImage(2003/11/24 版)、Peek(Ver 0.72)のそれぞれについて、1600×1200 の JPEG 画像 1 枚を表示するまでに要する時間を測定してみた。連画覧は開発中バージョンでデバッグコードを含んでいるけど、ほとんど遅くはならないはず。
 GFLTranslator がインストールされている状態とされていない状態のそれぞれについて、3 回ずつ計測して平均を出した。3 回と言っても本当に 3 回しか計測していないのではなく、何回も計測したうちで「今回はぴったり測れたぜ」と感じたものを 3 回なので、手動測定で誤差があるとはいえ、それなりに精度の高い値だと思う。

アプリケーションGFLTranslator 有GFLTranslator 無
連画覧
(プレロード有効)
0.59 秒一瞬(計測不能)
連画覧
(プレロード無効)
0.89 秒0.41 秒
OBOS ShowImage1.03 秒0.40 秒
Peek1.23 秒0.89 秒

 プレロードが有効な連画覧が 1 番速いのは当然だが、GFL 有りだと一瞬じゃないのは何故だろう? 本来は GFL が有っても一瞬であるべきなんだけど。これは要調査。
 プレロード無しの連画覧と OBOS ShowImage を比べると、本来は両者は同じ速度であって良いはずなのに、なぜか GFL 有りだと連画覧の方が速い。俺のソースコードはかなり速度効率の悪い書き方をしているはずなので、連画覧の方が遅いというのならわかるけど……。計り直してみたものの、ストップウォッチの値も体感的にも連画覧の方が速かった。
 Peek は全体的に遅い。
 なお、測定環境は Athlon MP 1800+ デュアル。


2003/11/26 A CPU ファンが死にそう 

 気が付いたら CPU ファンが止まってた。かなり CPU が熱くてやばげ。
 ファンの左上のねじをゆるめると一応動くので(スピードは遅めだけど)とりあえず使ってる。でも今日にでも新しいのを買わなくては。


2003/11/25 OpenBeOS ShowImage

 OpenBeOS の ShowImage って、単に R5 の ShowImage を作り直しただけじゃなくて、いろいろバージョンアップされてたのか。連画覧の Talkback のコメントを見て初めて知った。
 ズーム、回転、上下左右反転、色反転など、いろいろできるんだね。最初からこの存在を知っていたら連画覧は作らなかったかも。
 OpenBeOS のページにはダウンロードページが見当たらないのでノーチェックだったんだけど、やっぱり CVS 使ってダウンロードするしかないのかな? 手軽にダウンロードできると良いのだけど。


2003/11/24 C 連画覧 Ver 3.7

 正式版を公開。Zeta 専用です。
 ヘルプファイルの同梱など。
 フリーズはまだ発生することがある模様。以前より頻度は減ったけど……。原因不明。BBitmap じゃないかも。
 残念ながらまだ Zeta を手に入れた方はほとんどおられないようですので、スクリーンショットで雰囲気だけでもどうぞ。


2003/11/24 B EGBRIDGE on Zeta

 Dano と同じように Zeta でも、EGBRIDGE を使うと Zeta 終了時に input_server が落ちる。
 で、Dano と同じ回避スクリプトを使っても解決しないとどこかで見た気もするけど、うちではちゃんと回避できてる。


2003/11/24 A InterfaceElement on Zeta

 なぜか BScrollView を使うと落ちる。
 あとこれは Zeta だからってわけじゃないけど、BMenuField の fixed オプションを指定できればいいのに。


2003/11/23 C 連画覧 Ver 3.6 Beta

 限定公開
 閲覧モード増強、画像情報表示コマンド、プレロードによる画像読み込み高速化、Locale Kit 対応など。Zeta 専用です。
 フリーズするのは……たぶん直った……と思いたい。1 週間近く悩まされた気もするけど、いつの間にか直ったので、実は直ってないかも。


2003/11/23 B RC1 発送完了?

 yellowTAB によれば、すべての出荷がようやく行われた模様。いずれにせよ、実際にはいつ届くのかが問題だ。


2003/11/23 A フリーズしまくり

 連画覧の高速化のため、画像読み込みを別スレッドで行うようにしたのだが、しょっちゅうフリーズするようになって困った。
 どうやら BBitmap はことあるごとに app_server への排他アクセスを試みるようで、スレッドを止めたり動かしたりしているとデッドロックになってしまう模様。不要なスレッドも止めずに動かしっぱなしにしてみたら、どうやらフリーズしないようだ。しかしそれではパフォーマンスが落ちるわけで、高速化が逆効果になりかねないしなぁ。スレッドを kill するとメモリリークになるし。


2003/11/20 B yellowTAB のサポートはすごい

 素の Zeta RC1 の出来や、なかなか RC1 が届かないなど、不評要素の多い yellowTAB だけど、RC1 についてフィードバックすると熱心に対応してくれる。
 当初は Locale Kit でアプリケーション辞書を自動で読み込んでくれなかったが、バグ報告したら直してくれたし、LoadLanguageFile() 周りのバグも直してくれた。他にも、SP1 でかなりの修正が行われている。
 また、他人が作ったアプリのロケールファイルを作る際は、どんな単語が使われているかわかりづらいが、それを解決するための方法も昨日用意してくれた。


2003/11/20 A 連画覧 遅さの原因

 R5 で動かした時よりも速度が落ちるのは、Zeta に標準で入っている GFLTranslator(これ 1 つで数多くの画像形式に対応)が原因だった。これを取り除いたら R5 と同等に。
 以下推測。
 GFLTranslator がインストールされていても、JPEG 画像の展開は JPEGTranslator で行われる。が、画像形式の判別作業には GFLTranslator も参加するので、数多くの判別を行う GFLTranslator は処理に時間がかかるのだろう。


2003/11/19 C Tracker

 Tracker は前回起動時に開いていたフォルダを覚えていて、次回 BeOS / Zeta を起動した時に、それらのフォルダの内容を表示する。しかし、Zeta になってから、起動時の表示が遅くなった気がする。というか、複数のフォルダに同時にアクセスする場合のパフォーマンスが落ちたのかな。
 その代わりといっては何だが、FAT32 領域へのアクセスはかなり速くなった。R5 だとちょっといらつくぐらい遅かったけど、Zeta では、BFS と同等のスピードが出ている。


2003/11/19 B 連画覧 進捗状況

 Zeta 上でとりあえず動くところまでは到達。
 しかし、R5 で動かした時よりもスピードが遅い。なんとなく、同じ画像を 2 回読み込んでいるような気がする。Zeta になってから OS の挙動が結構変わったので、その辺りとの相性なのかもしれない。後で調べて直さなくては。


2003/11/19 A まだ届かないのか / 続 

 税関で詰まるとは、思わぬ伏兵だ。


2003/11/18 D 連画覧 開発再開

 新ライブラリ対応、Locale Kit 対応など。


2003/11/18 C 1 番乗りみたい

 14 日現在、Be88-BASIC は、「 BeBits に登録された単独動作アプリ」の中では Zeta 対応第 1 号の模様。β版だけど。


2003/11/18 B リンクの順番

 BeIDE のプロジェクトにライブラリを登録する際、順番によってうまくリンクできたり Undefined reference になったりするのはやめて欲しい。Zeta に限らず R5 の頃からだけど。
 久しぶりにこの現象に出会ったので解決に手間取った。


2003/11/18 A まだ届かないのか 

 Zeta、ピーシークラフトの 50 セットが完売になった模様。
 しかし、ピーシークラフトにはまだ Zeta が届いていないようだし、個人で買った人も JPBE.net 掲示板での 1 件の報告を除き皆無。たとえ船便でも、もう届いていい頃なのでは? どうなってるんだ yellowTAB。


2003/11/17 C アクセラレータキー形式

 現在、俺のアプリでは、メニューのアクセラレータ形式は以下の 4 つから選べる。

無し
F) ファイル
F・ファイル
F - ファイル

 デフォルトは MDR と同じ 2 番目の形式。しかし、これはたいそう不評のようだ。Windows と同じ

ファイル(F)

がいいらしい。
 Windows 形式にしなかったのには訳がある。BeOS のメニューはキーボードサポートが弱いという弱点があるのだ。アクセラレータキーを明示的に指定しない場合、アクセラレータキーは最初のアルファベットになる。従って、最初にアクセラレータキーを配置すれば問題なく使える。
 しかし、それ以外の場合は、明示的にアクセラレータキーを指定しなくてはならない。さらに、同じアルファベットが 2 つあった場合、2 回目に出てくるアルファベットをアクセラレータキーにするのは不可能である。従って、Windows 形式だと、アクセラレータキーが正しく表示されない可能性が出てくる。また、日本語の後ろにアルファベットがある場合は、そのアルファベットがアクセラレータキーになるものの、きちんと下線が表示されないなどの不具合が出る。それに、メニュー以外のボタンやメニューフィールドなどのアクセラレータキー機能を自前で実装するには、Windows 形式だと面倒くさい。
 なので、Windows 形式のアクセラレータキーは避けた。……が、そんなに不評では仕方ない。ちと面倒だけど、Windows 形式のアクセラレータキーもサポートするように改良しよう。しばらく時間はかかると思うけど。


2003/11/17 B 不安定だけど再現しない

 Locale Kit 対応のコードを追加したら、終了時に「確保されたメモリの範囲外にアクセスしました」みたいなメッセージで落ちるようになった。しかも、locale_server がビジーになって、locale_server を殺すと今度は Deskbar がフリーズ。
 _T() がネストしているとこの症状が発生するのかと思ってテストプログラムを作ってみたけど再現せず。で、そうこうしているうちに、いつの間にか元のプログラムも普通に動くようになってしまった。
 ライブラリの不整合だったのかなぁ。でも、ライブラリもいったん全てコンパイルし直しても落ちたんだけどなぁ。う〜む、よくわからん。


2003/11/17 A ライブラリ整理進捗状況

 今までいい加減に作ってきたツケが回ってきている。特に、返値が status_t であるべきところを bool にしてたり、メンバ関数の後ろの const を付けてなかったりが多くて、修正が大変。ついでにアルゴリズムも少し見直したり、Locale Kit にも対応させたりして、予想よりもずいぶん時間がかかってしまっている。
 それでもようやく、ちょっと形になってきた。簡単なアプリの作成に成功。でも、既存のアプリを新ライブラリに合うように直すのは結構面倒くさそう。予想以上にライブラリに依存してたので……。


2003/11/16 WinBe 引っ越し

 たるくすさんの WinBe がこちらにお引っ越し。光回線になったようだ。


2003/11/15 D ライブラリ整理 / 続 

 整理して見た目も整ったら、公開できる物は適当に公開してみるつもり。BeOS やその他の OS で今までプログラミングしてる人は、既に自分でも同様の物を作っているだろうけど、Zeta を機に新しく BeOS プログラミングの世界に来る人もいるかもしれないので。今まで自分がちょくちょく使ってきた物なので、利用できる機会はそれなりにあると思う。


2003/11/15 C string::substr()

 STL::string の substr() 関数、第一引数(抜き出し開始位置)が string::length() よりも大きいと落ちてしまう。空文字列を返して欲しいとこなんだけど。string::npos( uint32 の最大値相当かな?)なら特別扱いしてくれるかもと思ったけど、やっぱり落ちる。


2003/11/15 B ZetaNews の RC1 レビュー

 これを非常にざっくりとまとめてみた。間違いがあったら教えて下さい。

Introduction

 SP1 適用前の素の RC1 についてのレビューである点にご注意。

Installation (8/10)

 まともにインストールできる PC が少ない(ハードウェアサポートが弱い)。
 インストールそのものはシンプルで早い。yellowTAB は良いインストーラを開発した。
 将来的には Paragon Software のパーティションマネージャも利用可能になるだろう。

Hardware Support (5/10)

 ハードウェアサポートはまだ十分ではない。
 アナウンスされている SANE と CUPS が実際に使えるようになったら、スキャナとプリンタのサポートは今よりもずっと良くなるだろう。
 SP1 を当てたら USB はまともになるだろう。

Browsers (5/10)

 NetPositive は時代遅れ。
 Mozilla は他のプラットフォーム版より起動は早いが、レンダリングが良くない。
 Phoenix は 1 秒で起動し、豪華なページでもちゃんとレンダリングでき、安定している。しかし、フォントのレンダリングは少し IE に負ける。JavaScript は使えるが、Java と Flash は無い。Real Player と Windows Media のストリーミングも無理。従って、多くのウェブページが閲覧できないので、評価は 5。khtml ベースの NetPositive ができると良い。

E-mail (7/10)

 Zeta は標準のメーラーとして Beam を採用。とても良い。
 IMAP をサポートして欲しい。また、HTML メールを開くブラウザは NetPositive ではなく Phoenix にして欲しい。

Messengers (4/10)

 BeMSN はまともに動かない。Java ベースの高機能 MSN クライアント DMSN を移植すべきだ。
 BeMSN も Ver 1.6 なら動く。
 Jabber は動かない。

Filesharing (6/10)

 BeShare はよく動き、R5 の時よりも早い。アナウンスされていた MLDonkey は見当たらず。

Audio (8/10)

 アプリがたくさん同梱されている。SoundPlay はほとんどのファイルを再生できる。iTune 似の BeTunes はプレイリスト機能搭載で、タイトルなどで自由にソートできる。締めは wav や mp3 をいじくれる 3dmix。
 CoolEdit も同梱すべきだと思う。

CD-Recording (6/10)

 高機能・ユーザーフレンドリーとは言えないけど、まぁ OK。Helios はちょっとバギー。CDBurner は音楽 CD を焼くのに良い。

Office (5/10)

 Gobe Productive 2 と AbiWord が同梱されている。
 最新の MS Office と互換性の高い Office が欲しい。特に PowerPoint はビューアだけでも欲しい。

System (4/10)

 yellowTAB は、OS 自動更新ツール、セッションマネージャ、バグレポートツールを開発したようだが、同梱されていないのでテストしていない。
 ローカライゼーションは Zeta の利点だ。言語を選ぶとすぐに反映される。しかし、半数のアプリしか対応してないし、サードパーティ製のアプリで対応している物は無い。
 OpenGL サポートは同梱されていなかった。

Multi tasking and performance (10/10)

 ムービー再生や DVD リッピングなどの重い処理を複数同時に行っても、クラッシュしたりパフォーマンスが低下したりしない。バックグラウンドで CD を焼いても、そのことを忘れてしまうほど負荷は軽い。
 起動は R5 でも速かったが、Zeta はさらに速くなった。ディスクアクセスも高速化された。

User Interface / User friendly (6/10)

 レスポンスはとても良い。Docbert と SVG Tracker が追加された。
 Docbert に登録されているアプリ名とアイコンはわかりづらく、初めて使う人は、ブラウザとして Phoenix よりも先に NetPositive を見つけてしまうだろう。
 まだドキュメントが整備されていないので初心者にはお勧めできないが、UI そのものはすっきりしていてスムーズだ。

Conclusion

 まだ Release Candidate とは呼べない出来だ。現状では、BeOS ユーザーを使ったことのある人用で、万人向けではない。ドキュメントの整備も含めて、さらなる開発を期待する。


2003/11/15 A ハンガリー語

 Be88-BASIC のハンガリー語言語ファイルとドキュメントを送ってきてくれた人がいた。Locale Kit じゃなくて現行バージョン用だけど。
 というわけで BeBits に追加


2003/11/14 D OpenBeOS 進捗状況

 OpenBeOS の進捗状況。
 3/16 時点と比べると、Media がぐぐんと前進。


2003/11/14 C ライブラリ整理 

 自前のライブラリ、昔から使ってきたので、いまいち綺麗じゃない部分なども結構ある。Zeta の登場を機に、ちと整理してみよう。しばらく時間がかかりそうだけど。


2003/11/14 B Be88-BASIC Ver 8.1 Beta

 Zeta の Locale Kit に対応した Be88-BASIC を限定公開。もちろん Zeta 専用。
 とりあえず対応したっていう感じなので、完成度はまだまだ。
 使用している単語の一覧を収めた AllKeys.txt を同梱しているので、他の言語に対応させてくれる奇特な人がいると嬉しいな。
 スクリーンショットはこちら


2003/11/14 A やっぱりダサい

 うーむ、メニューフィールドとボタンのデザインのダサさはなんとかして欲しい……。


2003/11/13 Be88-BASIC Locale Kit 対応作業状況

 補助ツールもとりあえず作り終わり、あとは訳語を用意するのみ。


2003/11/12 ぼちぼち到着か

 RC1 が届いた人も現れた模様。個人で買った人かな?
 JPBE.net のイベントで当選した人は、ピーシークラフトさんが一括して届けてくれるそうなので、ピーシークラフトさんに RC1 が届くまでもうしばらくお待ち下さい。


2003/11/11 C 流通はいつ?

 Zeta RC1 購入者に物が届くのはいつ頃になるのかな? 今のところ、届いたという報告はないようだ。ドイツからはるばる(恐らく船で)運ばれてくるのだろうから、かなり時間がかかるのかもしれないけど。


2003/11/11 B BeBits の Minimum version of BeOS required

 BeBits でアプリを登録する際、必須 OS バージョンの選択肢にまだ Zeta が無い。なので、妙な英語で Zeta を選択肢に加えてくれるよう、リクエストを出してみた。


2003/11/11 A Be88-BASIC Locale Kit 対応作業状況

 Be88-BASIC 本体部分のプログラムは、だいたい書き換え作業が終了。
 次は、ロケールファイル作成のための補助ツール作りだ。


2003/11/10 C Locale Kit サンプルプログラム追加

 Zeta RC1 に SP1 を適用すると、Locale Kit の言語設定変更まわりのバグが修正される。これをうけて、JPBE.net in 秋葉原 2 のサンプルプログラムを少し変え、複数回の言語切り替えに対応したサンプルプログラムを作成した。
 JPBE.net のトップページからどうぞ(直リンクはこちら)。そのうち、イベントレポートのページからもダウンロードできるようになるはず。


2003/11/10 B SP1 とロケールファイル

 むむむ、SP1 正式版にも JPBE.net のロケールファイルが含まれていない。3 つくらい含まれている .jaJP はかなり古い奴だ。
 本当は Magnify.jaJP、People.jaJP などなど、数々の .jaJP を yT に送ったのに。早急に JPBE.net で公開しよう。


2003/11/10 A Zeta と Sound Blaster Live! 5.1

 R5 から emu10k ドライバを持ってきて動作。


2003/11/08 Be88-BASIC Locale Kit 対応作業開始

 自前の多言語化システムから Zeta Locale Kit への移行作業を開始。文字列数が 200 以上あるうえ、Locale Kit 作業用補助ツールなどもつくらなくてはいけないので、しばらく時間がかかりそう。
 しかし、なんでまた yellowTAB は、Be88-BASIC なんていうマニアックなアプリを Zeta に収録したのだろう。どうせ収録するなら、もっと普通の Light MIDI とかにしてくれればいいのに。


2003/11/07 F 同じ Haru なのに

 R5 と Zeta では、Haru の表示が結構違う。Zeta にインストールしたのが改造版 Haru だからなのか? Zeta の方が好きだ。

R5 の Haru


Zeta の Haru


2003/11/07 E Zeta の不満な点

 良い点ばかりではなく、不満もたくさんある。製品版では直りますように!

1) Locale Kit

 開発者としての視点で。Locale Kit にはかなり入れ込んでいるので、可愛さ余って憎さが 100 倍になっている。
 Locale Kit のメインは BLocale で、メンバ関数の引数や返値の型に若干の不満はあるものの、このクラスは概ね良い出来だ。しかし、それ以外のクラスは蛇足に思える(ドキュメントをちょろっと読んだだけなので実は重要なのかもしれないけど)。
 例えば BFormatter は printf のような書式で数字を文字列に変換してくれるクラスだが、なんで C++ なのに C 風のクラスを今更作るのか。数値→文字列変換なら BString の << 演算子で出来るし、もっと書式を細かくしたいならマニピュレータで対応して欲しい。
 また、言語設定が変更されるとウィンドウに B_LANGUAGE_CHANGED メッセージが飛んでくるが、これの飛び先を変えるための BLanguageNotifier というクラスが用意されている。しかし、こんなのは BMessageFilter を使えば済むことだ。
 あとは、イベントの時にも言ったけど、_TPS() マクロは _T() と BString::ReplaceAll() を組み合わせれば良いはず。
 というわけで、BLocale 以外は OS サイズ肥大化の元凶でしかないと思っている。

2) 不安定

 特に Tracker。まぁ、まだ正式版じゃないので仕方ないのかもしれないけど。一般的には、RC1 と言えば、すぐにでも製品版になるほどのレベルであるはずだが、とてもそうは見えない。でも、Zeta は幻の品ではないんだということがわかるという観点からは、もうしばらく時間をかけて完成度を高めたものが RC1 となるよりも、今手に入る方が嬉しい。これはこれで良かったとも言える。

3) タブスライド

 ウィンドウのタブが、Shift キーを押しながらマウスドラッグしてもスライドしなくなった。BeIDE でウィンドウをたくさん開いた時、タブをずらしておけば簡単に切り替えられたのに。

4) ハードウェアサポート

 Zeta では R5 と比べてハードウェアサポートが強化されているはずである。が、一部退化した部分もあるようだ。うちの Sound Blaster Live! 5.1 だと、音がノイズと化してしまう。これでは BGM を聞きながらプログラムするっていうのが出来ないじゃないか。

5) ボタンやメニューフィールドのデザイン

 Zeta というよりは Dano のデザイナが悪いのだろうけど。中途半端な立体感、品のない紫。とても嫌いだ。俺が今まで使った GUI OS のデザインの中で、Win 3.1 の次位に嫌いだ。Window Decor で変えられるようにして欲しい。

6) IM との相性

 インライン入力できないアプリに IM で日本語入力していると、IM の文字列ウィンドウがずっと残ってしまう現象が発生する。BeIM でもそうだし、EGBRIDGE だとより発生頻度が高い。さらに、EGBRIDGE の場合は、Zeta 終了時に input_server が固まる。


2003/11/07 D Zeta の良い点

 そういや、まだ Zeta の感想を書いてなかったな。ということで個人的な気持ちを。

1) Locale Kit

 なんと言っても、Zeta の 1 番のメリットはこれ! というか俺的には、これだけで Zeta は買いだ。言わなくてもわかってると思うけど、OS レベルでの多言語化をサポートするシステム。今までは、自作 BeWare は全て自前で多言語化に対応してきたけど、Locale Kit の登場により、だいぶ作業が楽になる。
 もちろん、開発者としてだけではなく、ユーザーとしても嬉しい。個人設定( PersonalSettings )の言語設定を 1 度変えれば全てのアプリで日本語表示になるから手間がかからないし、各種アプリの日本語化も(ロケールファイルを作るだけなので)容易だ。「英語でいいじゃん」という人も多いみたいだけど、俺はやっぱり日本語がいい。
 SP1 で Locale Kit の動作はかなりまともになったけど、まだちょっと微妙なところがあるので、今後に期待だ。

2) デフォルトで Athlon XP/MP に対応

 今まではカーネル書き換えをしないと Athlon マシンで動かないという何ともダメダメな OS だったけど、Zeta ではちゃんと起動する。ただ、うちの環境だと、カーネル書き換え R5 ではポットが 100 位なのに、Zeta だと 60 位しかでない。カーネルが悪いのか、ビデオカードドライバが悪いのかはわからないけど。

5) ネットが高速に

 ネットワーク処理がカーネルに統合されたおかげで、R5 と比べるとブラウジングはかなり高速になった。起動直後よりも時間が経つとスピードが下がっていくのは、LAN カードとドライバの相性が悪いのか、カーネルが悪いのか、それとも単にサーバーの調子が悪かっただけなのか。
 ちなみに、Phoenix は yellowTAB 独自ビルドのようで、メニュー設定で Ctrl キーと Alt キーを入れ替えていても、Ctrl+C でクリップボードにコピーが出来る。

4) フォントオーバーレイ

 表示フォントが日本語をサポートしていなくても、代替フォントで日本語を表示してくれる。これにより、例えば、( MuTerm ではなく普通の)Terminal でもちゃんと日本語表示されるようになる。

5) 綺麗なアイコン

 本質ではないけど、アイコンは綺麗だ。32×32 サイズのままで使っているので SVG の恩恵にはあずかっていないけど、もともとのデザインが Good。


2003/11/07 C RC1 発売決定!

 11/10、ピーシークラフトから RC1(Zeta :: Deluxe Edition Special Bundle)が発売だ!


2003/11/07 B SP1

 Service Pack 1 を当てたら、Zip-O-Matic が Tracker アドオンとして認識されなくなってしまった。これはかなり不便。
 って、SP1 の悪いとこしか書いてないけど、もちろんいろいろバージョンアップされているので、基本的には SP1 を当てるべきだと思う。


2003/11/07 A ロケールファイル作成プロジェクト

 現在、Zeta に含まれるアプリのうち、Locale Kit に対応しているものについては、ほとんど日本語ロケールファイルの作成が終わっている。
 今後は、まだ Locale Kit に対応していないアプリについても、日本語ロケールファイルを作成していきたい。早めに作れば、yellowTAB も Locale Kit 対応を進めてくれるんじゃないだろうか。
 ただ、これには結構人手が要るので、JPBE.net のタスクチームか何かにしたいな。今、yellowTAB の方でロケールファイルのカテゴライズを進めているとかで、この間はロケールファイルを作るのは様子見だけど、それが終わったら、作業を進めていきたい。皆様、ご協力よろしくお願いします。


2003/11/06 D 日本語ロケールファイル

 SP1 の正式版には、JPBE.net で作成した日本語ロケールファイルが含まれるのではないかと思う。突貫工事で作成したので、まだ訳がこなれていなかったり、システム辞書の単語が十分吟味されていなかったりするけど。この辺りはおいおい直していくつもり。


2003/11/06 C OpenBeOS Decor が……

 Service Pack 1 を当てると、個人的に 1 番気に入っている OpenBeOS Decor が削除されてしまう。なので、OpenBeOS Decor を使いたい人は、予め /boot/beos/etc/decors 内の OpenBeOS のバックアップを取っておくべし。β版の SP1 なので、正式版では変わるかもしれないけど。
 OpenBeOS Decor が 1 番気に入っているというよりは、選択肢がこれしか無いという方が適切だ。そもそも、R5 とボタン配置が互換の Decor が少なくて、R5 Decor は表示がバグいし、灰色っぽい奴は見づらくて嫌い。唯一の(そしてかなり気に入っている)選択肢が OpenBeOS だったのに。
 ちなみに、SP1 適用後は、Decor の設定は PersonalSettings 内で行うようになる。


2003/11/06 B Zeta に移行

 まだ不安の残る出来だけど、BeOS メイン環境を Zeta に移行すべく、データの整理を進めているところ。


2003/11/06 A 日記でも Zeta

 RC1 の発売に伴い NDA も解除されたので、日記でもぼちぼち Zeta を書いていくつもり。俺が持っている RC1 は純粋な RC1 ではなく開発バージョンなので、ちょっと内容に相違が出るかもしれないけど。


2003/11/04 とうとう RC1 発売か

 ピーシークラフトに期待できそうなコメントが。


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