はじめに

簡易キーチェンジャーは、再生中の音声のキー(音程)を、リアルタイムで上下させるための DirectShow フィルターです。イメージとしては、カラオケでキーを上げ下げするのと同様のことができます。

上下させる量などをブラウザで指定できるのが特徴です。

簡易キーチェンジャーは DirectShow フィルターですので、単体では動作しません。DirectShow フィルターを利用できる別のアプリケーション(ホストアプリケーション)と一緒にご利用下さい。

本ヘルプではこれ以降、具体例として、MPC-BE をホストアプリケーションとして利用する場合の説明をします。

縮小されているスクリーンショットは、クリックすると拡大します。

インストール

MPC-BE のインストール

最初に、簡易キーチェンジャーを利用するためのホストアプリケーションとして、MPC-BE をインストールします。

MPC-BE のサイトから MPC-BE をダウンロードします。

64 ビット版をダウンロードしてください。MPC-BE のダウンロードファイル名に「x64」が含まれているものが 64 ビット版です。

例)MPC-BE.1.9.0.x64-installer.zip

MPC-BE サイトの説明に従って、MPC-BE をインストールします。デフォルトの設定で問題ないと思います。

(補足)
動作確認は MPC-BE x64 1.9.0(インストーラー版)で行っています。
MPC-BE のバージョンが古いと正常に動作しない場合がありますのでご注意ください。

簡易キーチェンジャーのインストール

簡易キーチェンジャーは、ダウンロードした zip ファイルを好きな場所に解凍するだけで大丈夫です。

ffdshow のインストール

ffdshow は ffdshow tryouts に含まれています。

ffdshow tryouts のダウンロードページから、ffdshow をダウンロードします。64 ビット版をダウンロードして下さい。

ffdshow tryouts サイトの説明に従って、ffdshow をインストールします。デフォルトの設定で問題ないと思います。

(補足)
以前はさらに LAV フィルターのインストールも必要でしたが、現在は不要となりました。

MPC-BE の設定

MPC-BE を起動し、メニューの[表示→オプション]でオプションウィンドウを開きます。

メニューバーが表示されていない場合は、MPC-BE のウィンドウを右クリックして表示されるコンテキストメニューから[オプション]を選びます。

キーボードの O(オー)を押してもオプションウィンドウが開きます。

オプションウィンドウ左側の「外部フィルター」をクリックすると、右の画面になります。

簡易キーチェンジャーの追加

「フィルターの追加」ボタンをクリックすると、右の画面のように、利用可能なフィルターの一覧が出てきます。

「参照」ボタンをクリックします。

開くウィンドウで、簡易キーチェンジャーを解凍したフォルダのサブフォルダにある EasyKeyChanger.dll を選択します。

EasyKeyChanger.dll を選択後、開くボタンをクリックします。

すると、外部フィルターに「Easy Key Changer x64 (64bit)」が表示されるので、それを選択した状態で右の「優先する」のチェックを入れておきます。

ffdshow Audio Processor の追加

再度「フィルターの追加」ボタンをクリックし、一覧の中から「ffdshow Audio Processor」を選択して追加します。名前が似ている ffdshow Audio Decoder ではありませんので注意して下さい。

「ffdshow Audio Processor」が選択された状態で右の「優先する」のチェックを入れておきます。

(補足)
以前はさらに LAV フィルターの追加も必要でしたが、現在は不要となりました。
(補足)
以前は以下の設定が必要でしたが、現在は不要となりました。
・外部フィルターの順番設定
・ffdshow Audio Processor の出力ビット数設定
・内部フィルターの音声デコーダー無効化
・音声レンダラーの設定

使い方

コントローラー

簡易キーチェンジャーを使うには、次の「コントローラー」ページで使うのが簡単です。

MPC-BE で音楽やビデオを「再生している間」に、コントローラーページで操作して下さい。

(補足)
簡易キーチェンジャーは一定時間の音声データを元に音声を加工しているため、キー変更すると、音声の発声タイミングがわずかに遅くなります。

コントローラーを使わずに、「Web ブラウザー」(Firefox など)の URL 入力欄にコマンドを入れて操作することもできます。
次節以降で、その方法を説明します。

キー変更

例えば、キーを 1(半音)上げるには、Web ブラウザーのアドレスバー(URL 入力欄)に、
http://localhost:13580/command.html?key=up
と入力して Enter キーを押します。

すると、ブラウザに「key is changed. key: 1」のように表示され、キーが 1 上がります。

このように、「http://localhost:13580/command.html?」の後ろにコマンドを入れることで、操作が可能です。

キー変更のコマンドは以下です。コマンドは、半角小文字で入れて下さい。

目的 コマンド 補足
キー上げ key=up キーを 1(半音)上げます。1 オクターブ(12)まで上げられます。
例)http://localhost:13580/command.html?key=up
キー下げ key=down キーを 1(半音)下げます。1 オクターブ(-12)まで下げられます。
例)http://localhost:13580/command.html?key=down
キー指定 key=n(数値) 上げ下げするキーの量を直接指定します。-12≦n≦12 の範囲で指定できます。0 を指定すると原曲キーに戻ります。
例)http://localhost:13580/command.html?key=-2

ホストアプリケーションの動作にもよりますが、基本的には、曲が変わる度にキー変更設定がリセットされる(原曲キーに戻る)ケースが多いかと思います。

その他

キー変更以外のコマンドは以下です。コマンドは、半角小文字で入れて下さい。

目的 コマンド 補足
バージョン情報 help=ver ブラウザにバージョン情報を表示します。
例)http://localhost:13580/command.html?help=ver

連続操作防止

簡易キーチェンジャーには、誤って同じコマンドを連続してしまうことを防止する機能があります。

コマンドを送る際、token コマンドを併用することで、連続操作を防止できます。

目的 コマンド 補足
連続操作防止 token=s(文字列) 他のコマンドの後ろに token コマンドを付けた場合、前回の token 文字列と異なる token 文字列の場合のみ、コマンドを受け付けます。
例えば、最初に token=a を付加してキー上げした場合、キー上げが行われますが、再度 token=a を付加してキー上げしても、次はキー上げが行われません。次にキー上げをしたい場合は、token=b など、別の token 文字列を付加することにより、再度キー上げが行われます。
例)http://localhost:13580/command.html?key=up&token=a

音声処理パラメーター変更

キー変更時の音声処理に用いるパラメーターを変更します。通常はこのコマンドは使わないで下さい。不適切な値を設定すると、動作がおかしくなる場合があります。

目的 コマンド 補足
クロスフェード幅変更 cross=n(数値) クロスフェード幅を変更します。単位はミリ秒です。キーが変更されるとデフォルト値に戻ります。
例)http://localhost:13580/command.html?cross=10
切り出し幅変更 cut=n(数値) 切り出し幅を変更します。単位はミリ秒です。キーが変更されるとデフォルト値に戻ります。
例)http://localhost:13580/command.html?cut=60

仕様

これまでの説明と重複する事柄もありますが、簡易キーチェンジャーの仕様をここにまとめておきます。

動作環境

簡易キーチェンジャー公式ページのサポート情報をご覧ください。

入力音声形式

ffdshow Audio Processor などで処理された後の音声形式が、以下であれば簡易キーチェンジャーでキー変更できます。

形式 リニア PCM
サンプリングレート 4 kHz ~ 384 kHz
ビット深度 16 / 24 / 32 bit 整数または 32 bit 浮動小数
チャンネル数 1 ~ 8 ch

困ったときは

簡易キーチェンジャーのサポートページをご覧ください。

お願い

クリエイター支援

ニコニコ動画クリエイターサポート

ニコニコ動画のクリエイターサポート制度でご支援いただけると、開発費等が助かりますので、よろしくお願いします。

pixivFANBOX

クリエイター支援サイト「pixivFANBOX」内に、簡易キーチェンジャーを含む SHINTA のファンサイトを開設しました

フォローいただけると励みになります。

有料プランにご入会頂けると、開発費等が助かりますので、よろしくお願いします。

その他のご支援についてはウェブサイトをご覧ください。

SNS フォロー

開発者の SNS アカウントをフォローいただけると嬉しいです。

その他

データベース

種類別 フリーソフトウェア
名称 DirectShow フィルター
ソフトウェア名 簡易キーチェンジャー
ダウンロード https://shinta.coresv.com/software/easykeychanger_jpn/#Download(メイン)
http://shinta0806be.ldblog.jp/archives/9212448.html(バックアップ)
作者 SHINTA
作者 E メール
製品番号 SHWI-040-A

ライセンス

簡易キーチェンジャーには以下のライセンスが適用されます。

※第三者から提供されている部分を除きます。第三者から提供されている部分については、元のライセンスに従います。
※営利目的で使用したい場合は、個別に応じられる場合がありますので事前にご相談下さい。

改訂履歴

簡易キーチェンジャーの改訂履歴は以下をご覧ください。